Googleが、
「多面強調スニペット」
という新機能を発表しました。
ブログを運営する側としては
一体何?
また何か良くないことをするの?
とネガティブな気持ちになりそうですが、
どちらかというと「良いこと」なので
安心して良いです^^
今回は色んなサイトに難しく書かれている
Googleの「多面強調スニペット」について
要約して欲しいというコメントをいただいたので
理解しやすい感じに解説します。
1.Google多面強調スニペットとは?
Googleが「多面強調スニペット」
のリリースを発表しました。
スニペットって何かというと、
IT用語においては「要約文」のことです。
これにより検索結果と、表示する記事の
要約文が改善されると言われています。
つまりユーザーの検索意図とは違う記事を
表示させないようにするということですね。
インテント(検索意図)主義
を加速する狙いと言えます。
これまでGoogleは一つの検索ワードに
対して、例えばメリット・デメリット両方を
提示するように改善してきたようです。
ユーザーがより深い理解が得られるように
という配慮からだと言われています。
【例1】
検索ワード:歯の詰め物の痛み
に対して、Googleはユーザーが
- 痛みの原因
- 痛みがいつまで続くか
を知りたがっていると深読みする。
【例2】
検索ワード:庭に十分な採光が必要か?
に対して、
- どの植物に多くの採光が必要なのか
- 十分な採光とはどれくらいなのか
を知りたがっていると深読みする。
Bing(Microsoftの検索エンジン)では
「複数視点アンサー」という
Google多面強調スニペットと似た機能を、
既に2017年12月に提供開始していました。
BingはGoogleと同時期あるいは
もっと早くから、信頼できるソースの見極め
が既にできていたということが言えそうですね。
【Bingの例】
検索ワード:コーヒーは体に良いのか?
に対して、
- コーヒーは脂質を燃やすことが出来る=ダイエットに効果あり
- コップ4杯以上は寿命を縮める=飲み過ぎは体に悪い
複数の解釈ができるということを
ユーザーに理解させるという意味で、
両者はほとんど同じ方向で進化している
と考えられますね。
細かくは少し違うようですが。
【GoogleとBingの細かい違い】
- Bingの「複数視点アンサー」は、複数ソースから異なる視点(あるいは逆)の答えを含む記事を検索結果に表示する
- Googleの「多面強調スニペット」は、検索者の意図を汲み、別の質問を設定して検索結果を表示する
Bingはメリットとデメリットを両方提示
するイメージですね。
Googleは検索ワードの裏にある別の質問
を推定して検索結果を表示する感じです。
【例3】
検索ワード:和の結合法則のルール
に対して、
- 和の交換法則の意味
- 和の結合法則の使い方
を知りたがっていると予測
という風に、Googleは必ずしも
メリット・デメリットを表示する目的
というわけではないところがポイントです。
このGoogleの新機能は、
まずモバイルに採用され、
後にデスクトップにも採用される模様。
今後は更に細かなニュアンスの深掘りにも
対応していくと言われています。
【例4】
検索ワード:家の土台の修復は割に合うの?
に対して、
- 基礎修復工事の価格(費用)
- 修復した基礎の部分がどれくらい持つか
- 修復工事の方法
などの、知っておくべき重要な内容を
表示する試みを実験していくそうです。
もう専門家レベルですね。
GoogleもBing細かい部分は違いますが、
どちらも優れたネットワークの利用によって
より良い検索結果の表示を目指していく
と予想できます。
また、Googleは新機能の改善のために、
利便性や不便な部分を
ユーザーからフィードバックをもらえるよう
求めていくそうです。
コレに関してはこれまでもやっていたし、
ビッグデータ的に大体掴んでそうですがw
GoogleもMicrosoftも、
どんどん進化していてAIの脅威を感じます。
↓まとめるとこんな感じです。
- Googleは検索結果に表示させる記事の要約文を改善した
- 一つの検索ワードから検索意図を深読みして、裏側にある別の検索ワードを推定するインテント機能を強化している。
- Bing(Microsoft)にも同様の機能が搭載されている。
- どちらもユーザーの知りたいことをより分かりやすく提示できるように進化していく。
2.Google多面強調スニペットの登場でブログ内容を変えていくべき?
Googleが新しい機能「多面強調スニペット」
を開始するということで、
どうする?
何か変えないとならないの?
と不安になるかもしれませんね。
Googleは検索者の意図を読んで、
検索ワードの裏にある他の聞きたいことを
推測して検索結果を表示するように
なってきています。
そのため、僕達のようなブログ運営者としては、
メインキーワードに対する関連キーワードを
取得したら、そのままタイトルに使うのではなく
検索意図を考える必要が出てきます。
他の記事でも触れましたが、
「パリ 気温」
という検索ワードの裏には、
「パリに持っていく服装は何が最適か?」
という言葉があるわけです。
なので、この場合のタイトルは、
「パリの気温は?〜」
ではなく、
「3月にパリに持っていく服装は?」
のようにするのが良いです。
【関連記事】
Yahoo検索データが終了でキーワード選定はどうする?変化をチャンスと捉えて活かそう
ただ、実際にはまだキーワード主体の検索結果
が表示されることもあるので、
キーワードを無視して良いという訳ではないです。
バランスが大事ですね。
- ユーザーの意図
- キーワード
に配慮しつつも、
検索結果に並んだ際に、クリックしたくなるような
魅力的なタイトル付けも必要です。
- 「脱毛サロンの価格比較!」
- 「脱毛サロンごとの価格を徹底比較!」
このように、関連キーワードに無くても加えたり
あえて変えたりして工夫するようにします。
どう変えたら良いかは、
自分が検索した時にどっちの記事を見たいか
を基準にすると良いと思います。
しかし、興味がない事柄をどっちが魅力的か
判断するのは難しいかもしれませんね。
そのため、そもそもネタを考える時点で
自分が興味ある分野から選ぶ方が得策です。
ですが、クリック単価やユーザー数の多さ
も関わってくるのでそこはバランスですが。
ということで今回は、Googleの
多面強調スニペットについてでした。
こうした変化はどんどん進んでいくので、
置いていかれないように常に情報アップデート
していきましょう。
僕も新情報をどんどん発信してお役にたてる
ようにします^^
最後まで見ていただき
ありがとうございました。
次の記事もお楽しみに。
では!